社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

令和7年度第2回テーマ別研修会を開催しました

2025/10/27
 

「支援を一歩進めるための聴き方・話し方」をテーマに「第2回テーマ別研修会」を、会津大学短期大学部幼児教育・福祉学科の木村淳也教授を講師に招いて、10月6日(月)郡山市において開催しました。


“日常生活の様子を聴きたいが挨拶だけで終わってしまう。”“健康状態が心配な高齢者にどう接したら詳しく話が聴けるのか。”等、日常の支援活動で悩んでいる「支援等を進めるために必要な会話」を一歩進めるための手法の習得を目的に開催しました。

研修では、グループごとに支援対象者が思う「嫌な支援者」と「良い支援者(人から好かれる支援者)」を考え出し合って共有する「演習」から始まり、その後にそれぞれのグループで作成したものを全員で見ながら改めて自分の今までの活動の振り返りや相手との向き合い方についての点検を行いました。

その後、講師から演習した内容をさらに深めるとともに、「丁寧な話し相手になるための準備」や「聴いていることを伝える方法」、「丁寧な聴き手として気にかけること」と題した講義があり、研修のまとめとして講義の内容をさらに理解してもらうための「体験学習」を行いましたが、参加者は講師の話し方(聴いている人が理解しやすいような口調等)をはじめ具体的な研修内容に理解を深めていました。



『今日お話しした内容は、支援者として誰かと向き合う時に思い出していただきたい基本的なことであり、時々この基本を確認する機会を設けて欲しい。』と講師からのお願いで研修会を終了しましたが、今回の研修会は今後の支援活動がより充実したものになるような内容でした。

総括生活支援員 河嶋 耕

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう