桜の聖母短期大学の学生たちが被災地のために立ち上がった。
桜の聖母短期大学移動文化祭『今日 ゆう smile!〜桜でつなぐ笑顔のわ〜』が9月16日に道の駅南相馬で行われました。
桜の聖母短期大学では、今年から震災後の福島復興のために考える福島学という授業がスタートしました。学生たちは4月と9月の2回、大学と友好協定を結んでいる南相馬市を訪れて、津波と原発事故の被害を目の当たりにしました。そこで「南相馬の人々を笑顔にしたい」とライフデザインコースの学生を中心に各学科を超えて立ち上がり、今回の移動文化祭が開催されました。
この文化祭のタイトルとロゴには、『今日(イベント当日)にあなた(YOU)と笑顔をゆう(結う)』と意味が込められています。
|
|
当日は、各学科の特性などを生かした子どもの遊び場や学生手作りのハッピーナッツクッキーの販売、笑顔の写真を撮って桜のモニュメントを制作するコーナー、お笑い芸人やミュージシャンが登場したステージなどが行われました。遊び場コーナーでは親子で小麦粉ねんどやプラ板作りなどをしたことで親子ともに笑顔が溢れていました。外では学生が作ったクッキーをベンチでおいしそうに頬張る様子やなによりも「ありがとう」と笑顔で言ってくださった方々が元気を与えました。
|
|
▲全国から青年会議所へ送られた 支援物資配布コーナー |
▲子どもたちへ笑顔を届けるために 訪れた広島のNPO団体 |
今回の移動文化祭は学生だけではなく、青年会議所や全国のさまざまな方々のご支援を受けて開催することができました。福島県の復興はまだ始まったばかりなので、さまざまな方々がボランティアの力を必要としているのが現状です。学生も自分たちの故郷の復興のために小さなことでも助け合いの志を持って活動し続けていくことが、福島の明るい未来に繋がるのではないかと感じているようです。