葛尾村社会福祉協議会では、昨年度から避難者地域支援コーディネーターを配置しています。
復興住宅が立地している三春町民と恵下越団地住民とをつなぐ支援を昨年度から進めています。
今回のサロンも三春町社協のコーディネーターに協力を頂き、町内ボランティアさんをご紹介頂きました。寒い季節に、常夏のフラダンスの披露に少し不安がありましたが、華やかな踊りが始まると別世界に引き込まれたかのような時間が流れました。
恵下越団地は葛尾村村民だけが居住している復興住宅になっています。106戸建設され、現在33戸が空室の状態です。団地内は一人暮らし高齢者、高齢者世帯が多く暮らしており、介護予防と孤立防止のためにサロンを開催していますが、年々参加者も以前より少なくなってきました。そこで再建先にも声を掛け、団地サロンに参加して頂いています。「ここに来ればお話ができ、葛尾の話題に花が咲きます」
恵下越団地集会所は、再建先の方にとっても憩いの場になっているのです。
そして昨年度からは、恵下越団地と三春町民をつなぐサロンを開催しています。これから住み続ける地域の住民との交流を持つことでふれあいが生まれ、三春町の方に恵下越団地を知ってもらういい機会になっています。始まりはぎこちない感じでしたが、回数を重ねたことで、最近では三春町の方がお茶会の準備を手伝ってくれるようになっています。
これからも恵下越集会所を拠点にして、葛尾村民と三春町民をつなぐ支援を継続して行きたいと考えています。そして「ここに来れば葛尾村の話ができる・笑顔になれる」場所として、再建先と恵下越団地をつなぐ支援も忘れてないように寄り添い続けていきたいと思います。
葛尾村社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター 紺野文子