現在、復興公営住宅では隣近所での繋がりが薄れつつあります。また、復興公営住宅だけではなく地域全体でも支え合いの形が減少しています。そのような現状の中、支え合いの形を維持するために、地域を中心に活動する社会福祉協議会が舵を取ることが求められています。
そのために復興公営住宅等の地域を起点に活動する避難者地域支援コーディネーターには「コミュニティソーシャルワーク」と呼ばれる地域全体を丸ごと支える取組が必要です。
その取組を学ぶために、今回は東北福祉大学総合マネジメント学部の森 明人先生をお招きして前期2日・後期2日の全4日課程でコミュニティソーシャルワーク研修を行いました。前期では広い目線でニーズを拾うこと、後期では社会資源を上手く作る・活用する方法をメインに講義・演習を行いました。
参加者の皆さんは演習で苦戦している場面がありましたが、グループにファシリテーターを配置して円滑に演習が進むようサポートしました。今回の研修を活かし、今後の活動に少しでも役立つことができればと思います。
総括生活支援員 青山矩仁