楢葉町社会福祉協議会では、令和6年度も1名の避難者地域支援コーディネーターを配置し、社協連携避難者支援センターいわきで週3回活動しています。
今年度連携センターいわきでは、北好間団地と湯長谷団地をモデル団地とし、支援方針や活動内容を検討しています。その中で、北好間団地では「住民にもっと団地内の事を知ってもらうこと」「周辺地域について知ってもらうこと」を目的として、団地内新聞“北好間だより”を作ることにしました。
新聞作りは、次のような手順で進めました。
①目的と目標の設定
最初に、新聞づくりの目的を明確にしました。また、発行頻度は年2回を目標としました。大きさはA3版見開きにしました。
②内容を決める
紙面に載せる内容や扱いの大きさを話し合いました。団地内の事を知ってもらうために、自治会長さんへのインタビューや自治会活動、集会所や団地内の空き地で行われているサークル活動を取り上げることにしました。また、周辺地域について知ってもらうために、好間公民館で行われているつどいの場やサークル活動を取り上げることにしました。
③取材
団地内のサークル活動等については、活動している日に伺い、見学と取材をさせていただきました。
地域への取材に当たっては、好間地区協議会の協力を得てつどいの場やサークル活動へ見学と取材に伺いました。参加者を募集しているのか、団地の住民が参加しても良いか、なども確認しました。団地から参加されている方も居る、という話も伺いました。
④レイアウト
取材内容や記事の量を踏まえ、紙面をレイアウトしました。見出しや写真、記事を読者が読みやすいよう配慮しながら配置しました。また、写真やイラストを使用し、画像からも情報を得られるようにしました。
➄校正
誤字や脱字、内容に間違いはないか、確認しました。
自治会長さんとはこまめに連絡を取り合い、インタビュー内容に間違いはないか、表現は適切かを確認していただきました。
⑥印刷
印刷は外注せず、普段連携センターいわきで使用している印刷機で印刷しました。
こうして、10月15日付で“北好間だより”の発行に至りました。団地内全戸にポスティングし、取材にご協力頂いた地域の方にも配布しました。
今年度は3月にも発行を予定しているので、引き続き団地内や周辺地域に足を運び、情報収集をしていく予定です。
北好間だよりを通して住民が団地内を知り、団地と地域がお互いを知り、交流を持つきっかけになればと思います。
楢葉町社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター 秋田美穂