昨年の秋から福島市社協の相談員さんが、福島市内で暮らす飯舘村の避難者宅の訪問をしていると聞きました。今日は福島市社会福祉協議会生活支援相談員の円谷幸子さんにお話をお聞きしました。
Q1 : 飯舘村の避難者の方を支援するようになったきっかけを教えてください。
円谷幸子さん
飯舘村の避難指示が一部解除され村民の帰還が始まったことに伴い、福島市内にあった飯舘村社協の本部機能が村へ戻りました。飯舘村社協さんから福島市内で暮らす飯舘村民の見守り相談支援の協力の依頼がありお受けしました。
Q2 : 訪問を開始した当初の飯舘村の避難者の反応はいかがでしたか?
円谷幸子さん
福島市社協相談員だけの訪問でしたが、ほとんどの方が温かく迎え入れてくれ、避難当時のことなど話をしてくださいました。
Q3 : 最初の訪問から約半年が経っています、現在の関係はどうですか?
円谷幸子さん
訪問を重ねるうちに飯舘村民の方からは、家族・健康・生活のことなど悩みや困りごとの相談を受ける関係になってきました。
Q4 : 飯舘村の避難者からはどんな相談がありますか?
円谷幸子さん
アパートにお住まいの方からは、「復興公営住宅に応募したいけど、どうすればいいの?」など住居相談もあります。
また、市内に自宅を所有された方からは、「日中、おばあちゃんが独りっきりで留守番しているので心配です」という悩みを打ち明けられます。
また、市内に自宅を所有された方からは、「日中、おばあちゃんが独りっきりで留守番しているので心配です」という悩みを打ち明けられます。
Q5 : その相談について、福島市社協の相談員さんはどんな取り組みをしていますか?
円谷幸子さん
住居の相談については、復興公営住宅の応募状況などを調べて提供しますが、飯舘村社協へも報告しフォローアップをお願いしています。
話し相手が欲しい方には、自分たちが訪問の際に話し相手になったり、傾聴ボランティアの団体の情報をお伝えしています。
また、月に1回、避難者との交流会を企画実施し、地域に慣れ親しんでもらうための機会と場所を提供しています。
話し相手が欲しい方には、自分たちが訪問の際に話し相手になったり、傾聴ボランティアの団体の情報をお伝えしています。
また、月に1回、避難者との交流会を企画実施し、地域に慣れ親しんでもらうための機会と場所を提供しています。
Q6 : 今年度の避難者支援活動の計画や目標をお聞かせください。
円谷幸子さん
福島市社協の生活支援相談活動は“つなぐ・つなげる・つながる”というビジョンがあります。飯舘村から避難されている方が自ら積極的に地域と関わり、生きがいを持って福島市で暮らして頂けるように、飯舘村社協はじめ関係機関と連携しながら見守りと相談活動を行いたいと考えています。