先日、県南地区で開催した連絡会議の中でジェノグラム・エコマップを用いた困難事例の検討を行いました。
「ジェノグラム・エコマップ」とは、支援対象者を取り巻く生活環境等が理解しやすいように図解したものです。今回は、これを用いて避難者を取り巻く人間関係や社会資源とのつながりを整理し、その人が抱える課題等を可視化することにより、課題解決への手がかりを探ろうとしたところです。
避難生活が長期化し、避難者が抱える課題・問題が複雑・多様化するなか、「ジェノグラム・エコマップ」を用いた事例検討を通じ、生活支援相談員をはじめ避難者支援に関係する方々がそれぞれの立場で、支援の情報や資源の共有、資源の掘り起しができたのではないでしょうか。
「エコマップ・ジェノグラム」は困難事例解決への手がかり(又は糸口)となる有用なツールであると改めて思いました。
総括生活支援員 安齋裕美子