三春町社会福祉協議会では、避難者地域支援コーディネーターを配置し、関係機関と共に地域の方々と避難者の交流や地域との協力体制作りを支援しています。
今年は合同サロンや自主サロンの運営などにも力を入れています。
○3社協合同サロン実施
昨年度から、地域との交流の他に他地域の避難者との交流も行いたいということで、6月に大玉村社協さん、葛尾村社協さんと一緒にサロンを実施しました。復興公営平沢団地内のサポートセンター平沢前の広場を借りて、モルックを行いました。
富岡の方も、葛尾の方も、浪江の方もいてチームは混合!それぞれチームごとに声を掛け合ったり、ゲームがない時間帯は一緒に縁側に座っておしゃべりするなど、楽しく過ごされている様子でした。
○自主サロン運営開始
復興公営平沢団地では、昨年後半から「グラウンドゴルフクラブ」を立ち上げました。月1回程度集まってグラウンドゴルフを楽しんでいます。
平沢団地では、自主的な団体がなかなか育ちませんでした。はじめは三春町のグラウンドゴルフ協会の方々の助けをおかりしながら始まり、最近では自分たちで準備・片付け・次回日程を決めるということが少しずつできるようになってきました。ちょっと集まって、過度なおもてなししなくても楽しめる形が自分たちで継続できて良いのかもしれません。少しずつ、自分たちで楽しく生活できるように、やりたいことを後押しします。
同時に、三春町内に60か所以上の様々なサロン、交流館まほらでの習い事など集まる場はたくさんありますので、そちらへの参加もご案内しています。
また、今年度から、不定期だったコーディネーターだよりを2カ月に1回お配りしています。
三春町内のお店の情報やお伝えしたい情報、サロン日程などを掲載して、楽しくまたはためになるような内容にしています。生活が落ち着いてくると、頻度の高い訪問は希望されていない場合も多いです。自立されてきているのはとても良いことだと思います。訪問を希望していない方にもお配りして「訪問はしないけれど、ちょっと繋がりのある状態」を維持できるようにしています。
今年度も地域との繋がり作りということで、避難訓練や草刈りの協力、サロンへのお誘い等行っていきます。
三春町で地域の方と楽しく自立した生活が営めるよう、また地域になじんで「三春が第2の故郷」と思ってもらえるように、社協らしく「住民活動を後押し」できるような支援を計画していきます。
三春町社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター 佐藤千春