富岡町社会福祉協議会では、現在34名の生活支援相談員を郡山市・大玉村・三春町・いわき市の4拠点に配置し、避難先社協や民生委員との同行訪問活動やサロン活動を行っています。
巡回訪問活動では、避難生活に関する相談や安否確認、見守り活動を実施し、相談・福祉課題の内容によって保健師や地域包括等の専門機関と連携し生活支援を行っています。サロン活動では、避難先社協と連携をしながら週1回程度、仮設住宅単位での喫茶や物づくりなどを実施しています。
仮設住宅支援では復興公営住宅への転居等により入居者が減少しているため、転居先が未定の住民の「取り残され感」を少しでも解消・軽減できればと積極的な傾聴・声掛けを行っています。復興公営住宅支援では、仮設住宅から転居する住民が大部分のため、仮設住宅で構築されたコミュニティを再構築する必要があり、特に入居が多い高齢者の巡回訪問を強化しています。
そのため、生活支援相談員のスキルアップを重要視し、年間を通して内部研修を積極的に取り入れています。
富岡町社会福祉協議会事務局 宍倉秀和