社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

Vol.20 綱川結香(福島大学 3年)

2015/07/22
 


私は今、住友商事(株)東日本再生ユースチャレンジ・プログラムの企画で、『被災地の「今」を伝える 相想スマイルプロジェクト』という事業に携わっています。このプロジェクトは、福島県の相双地域の現状と変わりゆく被災地の今、そして地元の良さを感じてほしい、という相双地域の高校生の強い想いが形となったツアーです。県内外の高校生・大学生を対象とし、見学や交流を通し、相双地域を知ってもらうスタディツアーとなっています。このツアーは高校生が主体で、そのサポートをするのが私たち大学生チームの役割です。


私の出身は福島ではなく、正直相双地域について知識が皆無でした。このまま知らないでいたら、福島のどこかの地域なのだな~という他人事で終わってしまったと思います。しかし、このプロジェクトに参加したおかげで、相双地域の良さをたくさん知ることができました。「相馬野馬追」のこと、美味しい食べ物があること、徐々に復興がなされていること、相馬の高校生のエネルギッシュさなど、様々な発見がありました。私は、こんなにも素敵な地域をできるだけたくさんの方に知ってほしいと思います。このツアーは2015年8月8日(土)~9日(日)の一泊二日となっています。是非みなさま、この夏の思い出に相双地域に来てみてはいかがでしょうか。


また、このスタディツアーが終了したら、大学生チームで相双地域を中心とした東日本大震災関連のドキュメンタリー映像などの調査をします。そして2016年1月に成果発表を兼ねて上映会も含めた、高校生や大学生などの若者の交流会を企画しています。福島県の相双地域を理解していただける良い機会だと思いますので、是非こちらもチェックしていただけると嬉しいです。


このプロジェクトを機に、地域ひとつひとつを見ていくおもしろさや、一つのものをみんなで作り上げていく喜びを感じることができたので、学んだことを日々の生活に活かしていきたいと思います。





【プロフィール】
綱川結香(つなかわ ゆか)
福島大学行政政策学類3年
『被災地の「今」を伝える 相想スマイルプロジェクト』メンバー
※地元の高校生が企画したスタディツアー http://partners-npo.jp/





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