社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

Vol.7 和田祐樹(ホールアース自然学校福島校代表)

2013/12/25
 

こんにちは、「ワダキ」こと和田祐樹です。
実は最近、こどもたちに「わっきー」と呼ばれることも多くなってきました。
ですがこの手紙が読めるみなさんには、小学生の頃からの愛称で名前と同等かそれ以上に愛着のある「ワダキ!」と気軽に呼んでいただければ嬉しいです。


思い返せば、たくさんの出会いと気づきがあった福島大学を卒業したのは2009年の春。
富士山麓の自然学校に入社してからも、失敗と反省を繰り返してきた約5年間。だけど、おかげさまで学生時代よりもたくさんの方々に助けられ、日々周囲のみなさまに感謝する毎日です。


そんな私は今、生まれ故郷の福島からこの手紙を書きつつ、普段はこどもから大人まで楽しみながら自然と親しむことのできる体験活動を企画・実施しています。
福島には、畏怖や畏敬の念を抱く雄大な自然よりも魅力的な、人の営みと共に歩む身近な自然がたくさん残っています。自然の発するメッセージを私たちは“自然語”と呼びますが、その言葉を理解すると驚きの連続!
そこにさらに地域・人の歴史や文化、技術や方言・習わしなどが折り重なっていくと、それはまるで福島ならではの自然が育み、紡いできたお話のようで、ひとつひとつが模造品の無いオリジナルの物語です。


同じ空間で、大人もこどもも一緒になってキャンプをしたり、生活の中で物づくりや煮炊きをしたり。老若男女関係なく一緒に活動していく中で生まれるものは、まるで家族のような新しい連帯感。それぞれの感性で気持ちを表せば、きりがありません。
あなたにはあなたにしか感じられない“今”があるはずです。
2011年3月15日の福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質への懸念や対応も、県民全員が真摯に見つめ、取り組み、今日まで来ました。
福島の自然の良さや食べ物の美味しさもさることながら、何より“この人に会いたい!”と思える素敵な出会いを、ぜひ福島にしに来てください!

以上、長文乱文お読みいただきありがとうございました。
お会いできるその日を楽しみに!



プロフィール
和田祐樹(ワダキ・わっきー)
1985年福島県矢吹町生まれ、福島大学教育学部卒。
ホールアース自然学校福島校代表。
子どもが自然と遊ぶ楽校ネット構成団体員。
詳細プロフィール:http://wens.gr.jp/about/interpreter/jyokin/yuki_wada.html

ホールアース自然学校:http://wens.gr.jp/
〃 福島校活動blog:http://blog.canpan.info/wens-fukushima/



DSCN1639


IMG_2353

IMG_7089

IMGP0155

IMGP0177

IMGP0296

IMGP0298

IMGP0472

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この記事が気に入ったら
いいね!しよう