1995年の阪神・淡路大震災には延べ130万を超えるボランティアが活動したと言われていますが、その後の大地震や豪雨水害などにおいても、そして今回の東日本大震災においても、全国あるいは海外からたくさんのボランティアが被災地に駆けつけてくれました。
発災直後から完全装備でやってきてくれる頼もしいボランティアたち。
そんな実体験やマスコミなどの映像を通して、被災されたみなさんのなかでは、ボランティアって遠くから来てくれるもの、という印象を持っている方も少なくないのではないでしょうか。
「ボランティア」というとなにかちょっと構えたイメージや特別な行為のようにも思われがちですが、ボランティアはそもそも、だれでも、いつでも、気づいたところから気軽に始めることができる自発的な行い。
ご近所同士の助け合いや地域をよくするための住民活動の多くも含まれますし、募金や物品を寄付したり、自分の趣味や特技を活かして他人や自分の住む地域ために貢献したりと、地域社会の一員として「当たりまえ」「お互いさま」と思って行っている活動の中にも小さなボランティアをたくさん見つけることができます。
ある調査によると、ボランティア活動で得られたことは?との問いに、第1位は「多くの仲間ができた」、第2位は「活動自体の楽しさ」との回答がありました。
活動を通じて、新しい仲間に出会ったり、気持ちのハリができたりと、自分自身を力づけるきっかけにもなっているようです。春に向けて、あなたも何か始めてみませんか?
●ボランティア活動を始めてみたいと思ったら●
あなたのまちの社会福祉協議会(ボランティアセンター)へご相談ください