社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

見守りケアスタッフの仕事を始めて

2011/12/19
 

新潟県柏崎市で被災者支援にあたっている訪問支援員より
柏崎市被災者サポートセンター あまやどり訪問支援員
猪狩てるみ

東日本大震災後、福島県南相馬市から新潟県柏崎市へ避難し9カ月が経過しました。
現在は柏崎市にある「被災者サポートセンター あまやどり」で被災者、避難者の方の見守りケアスタッフとして活動しております。
この活動を始めたきっかけは、被災者のために自分にできることはないか、何か力になりたいという想いからでした。
活動する中で震災当時の状況や現在の心境、被災者それぞれが抱える悩みに触れ、話をすることで少しでも心が楽になっていただけたらと思っております。
最初の頃は緊張でうまく会話が出来ず、私に務まるのだろうかと不安に思ったこともありましたが、今では顔を覚えていただき、「来てくれるのを待ってたよ」「頼りにしてるね」と言った言葉を掛けてくださる方もいらっしゃいます。
こういった言葉を聞くたびに支援する側の私の方が逆に元気をいただいております。
これから本格的な冬の季節がやってきます。
NPOやボランティア等の皆様も避難者の心情や要望等を十分ご理解していただき、これからも続く避難生活に末永い支援をお願いできればと思います。
人は一人では生きていけません。
知らない土地、慣れない環境だからこそ助け合い、喜び合い、絆を深めながら無理をせず、頑張りすぎず、手と手を取り合っていきたいと思います。

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