社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

支え合いマップ実践発表会『これからの地域福祉活動へつなぐ』への参加

2025/12/16
 

令和7年12月2日(火)、盛岡市「マリオス(盛岡地域交流センター)」において、今年の第1回、第3回テーマ別研修会にお呼びした釜石社協菊池次長、淑徳大学菅野教授がタッグを組んで行ってきた岩手県沿岸部6社協の集大成『支え合いマップ』実践発表会に出席して参りました。菊池次長より『震災から15年が経とうとしています。今年度で避難者支援が終了します。支援終了後のその先を見据え「岩手型支え合いマップづくり」は、社協職員の地域の福祉への意識作り、他地域福祉者へのつなぎ、住民の福祉教育など様々な役割を担うツールとして活かされていきます。』とマップの経過と成果の講話がありました。




 

 

 

 

 

 

 

 

次に6社協ごとにマップ実践において工夫した点や成果を発表し、菅野教授がポイントをコメントする流れで進められました。6社協の発表では『支援終了後の着地点のイメージができている』『終了後も地域福祉活動として関わりを持ち続けることを住民と共有できている』『マップづくりが難航しても民生委員や他行政機関・外部機関に協力を仰ぐ』『住民をその気にさせる仕掛けやアイディアを考える』など住民の声を聞くことに時間をかけ、信頼関係を築き、住民と共に粘り強く時間をかけて作ってこられた過程と相談員の方々の熱量を感じました。

最後に『マップづくりは、その人の人生にお邪魔させていただいて悩みごと、困りごとを一緒に解決していくツールです。「マップは生命線」なのです。私たちはマップづくりで得た情報を住民の方々にお返ししなければなりません。地域のご縁やつながりをマップづくりを通して見つけ出していく。そのつながりを大切にし地域福祉づくりに活かしていくことです。』と講話がありました。今回の実践発表会は、『これから先』を見据えた支援活動・マップづくりがより具体的にイメージされ、参加した相談員の方々のステップアップ(柔軟な考え方)になるような学びになったと感じまた。この機会を福島でも生かせるよう自分なりに考えていきたいと思います。


総括生活支援員 佐藤明子

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