令和7年5月7日、浪江町社協・飯舘村社協・双葉町社協・南相馬市社協が連携し、大熊町社協・富岡町社協を協力社協とした 『社協連携避難者支援センター南相馬』(以下、連携センター) が開設しました。
月・木・金曜日を活動日とし、南相馬市内5か所の復興公営住宅と一部再建住宅の訪問活動を行っています。
これまでは自社協の住民宅への訪問でしたが、連携センターとして他市町村の住民宅も訪問するようになり、団地内での住民同士のつながりや関係性が、より広く見えるようになりました。
交流事業では、浪江町社協・飯舘村社協・南相馬市社協の避難者地域支援コーディネーターが中心となり、企画・運営に取り組んでいます。
昨年度まで団地で行っていた「みんなのラジオ体操」や移動図書館に合わせた開放型サロン「ちょこっとルーム」は、社協連携センターとして今年度も継続して実施しています。
連携センター開設以前から、6社協が協力して交流事業を行ってきたこともあり、団地住民の方にとっては、連携センターとしての活動もスムーズに受け入れられているようです。
これからの予定として、8月には各団地で行う「団地サロン」、11月には「浪江町十日市ツアー」、12月には「クリスマス会」等々、団地のコミュニティづくりや地域の方とつながるきっかけになるような事業を企画中です。3社協の避難者地域支援コーディネーターがそれぞれに把握している社会資源やアイデアを出し合い、住民の方が「行ってみたい」「参加してみようかな」と思えるような事業を行っていきたいと考えています。
7月には南相馬市内各民生委員児童委員定例会や、各団地の役員会に参加し、連携センターの紹介と活動の周知を行いました。
連携センターの活動を知ってもらうことで、民生委員の方や団地役員の方から、「実は気になっている方がいて・・・。」と早々に相談があり、連携センターとして対応することとなりました。
社協連携避難者支援センター南相馬での活動がスタートして3ヶ月。まだまだ、手探り状態ではありますが、住民の方が南相馬市で安心して生活を送ることが出来るよう、引き続き各関係機関との連携を図りながら、一人ひとりに寄り添った支援活動を行っていきたいと思います。
社協連携避難者支援センター南相馬
(南相馬市社会福祉協議会)
千尋 淳子