二本松市社会福祉協議会では市内に住む避難者と地域住民との情報交換や交流、地域資源の活用を目的に避難者支援サロン事業(こっ茶こっせ)を隔月で開催しています。昨年度は新型コロナ感染症の影響により、中止となる月もありました。現在は市内の感染状況を確認し安全面に配慮しながら開催を予定しています。
そのような中で6月には半年ぶりとなる「こっ茶こっせ」を開催し、苔玉つくりに挑戦しました!
苔玉は性別や年齢は関係なく幅広い方から親しまれており、力の弱い女性や高齢者でも作ることが出来ます。材料も手軽に手に入る物ばかりで、気軽に作ることができ、完成した苔玉は作る方によって個性があり、楽しく製作することができたようです。
参加した方からは「一人で苔玉を作るのではなく友だち、仲間と一緒に体験出来たことも楽しかったです」と感想がありました。
また、二本松市で行われている介護予防に効果のある「いきいき百歳体操」を紹介し、参加者全員で体を動かしました。久しぶりに集まる笑顔に参加者の皆さんが輝いていました。
二本松市には復興公営住宅が4カ所あり、当会では再建された住宅への訪問を中心に個別支援を展開していますが今後は、避難元社協と連携した訪問活動を強化し、生活支援等の課題に目を向け、避難者地域支援コーディネーターと関係機関が連携しながら避難者の皆さんが現在住んでいる地域において安心した生活が送れるように活動を予定していきます。
特に市内全域において地域のふれあいサロンが活動していますので、地域の住民の方と避難者の交流を「橋渡し」できるように地域の生活支援コーディネーターと協力して活動していきたいと思っています。
二本松市社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター 田宮徳子