①避難者相談支援の相談内容
生活支援相談員は避難者宅を訪問し安否確認を行っています。
平成31年4月の訪問は11,016世帯でした。うち生活支援相談員に相談された方は1,773名で、相談件数はのべ4,159件でしたので、1人の方が複数の事柄について相談をされている状況です。
1年前の同じ時期と比較すると、住居に関する相談が5パーセント減少しています。
多くの市町村で仮設住宅等の供与が終了し、復興(災害)公営住宅や再建した住宅への転居が進んだためと考えられます。
②支援対象者の年齢構成
平成31年4月現在、福島県の生活支援相談員が支援対象としている方の65歳以上の割合は43%です。70代が一番多く全体の17%、次いで80代が12%です。
避難をきっかけに世帯分離となり、高齢者の一人暮らしや、夫婦二人暮らしになる方が増えたため、半数以上が高齢者のみの世帯です。今まで一緒にお茶飲みをしていたご近所さんが離れてしまった、避難してから外出する機会が減ったなどの理由から、部屋に閉じこもりがちになってしまった方もいます。また、高齢化が進み、健康面での不安の声も多く聞かれています。
各市町村社協では、避難されている方が避難先や帰還先での生活を安心して送れるように、サロンの開催を通して地域との交流や生きがいづくりの場を提供しています。
茶話会を始めとし、レクリエーションや健康体操、バス旅行など、それぞれの社協によってさまざまな工夫がこらされた活動が行われています。
今年度は各社協主催のサロン活動の様子も紹介していきます!