GWにいわき市と新地町行きを運行し大好評だったボランティアバス。
5月21日(土)、5月22日(日)を皮切りに
5月28日(土)、5月29日(日)
6月4日(土)、6月5日(日)の3週連続、土・日と、いわき市への運行が決定!
http://pref-f-svc.org/wp-content/uploads/2011/05/cf2f459014975899f1f8b9bb1497b6f4.pdf
このうち、5月21日、22日の運行に添乗しました群馬県前橋市社協ボランティアセンターの高山弘毅です。
まずは21日の報告をさせていただきます!
参加してくださったのは福島県内をはじめ、各地(もっとも遠い方は長崎県からのご参加でした)からお集まりいただいた総勢20人。
その中には、GWのボランティアバスに参加いただき、その際できた仲間と参加してくださった方も!
郡山駅前を出発し約1時間30分、到着したのはいわき市沼ノ内区。
目の前に広がるのはいわゆる「津波ごみ」。
(震災の前までは何方かの大切な物だったこれらを、ごみと呼ぶのは心苦しいのですが、適当な表現が見つからず・・・ご容赦ください)
分別されず無秩序に山積みされています。
活動に入る前に、区長さんをはじめとする役員さんたちからお話をいただくことができました。
はじめはある程度分別されておかれていたものの、
最近2週間くらいで適当に捨てられるものがどんどん増えていき、
最近では、明らかに沼ノ内区の住民でない方も捨てに来ている状況で収拾がつかなくなってしまったとのこと。
まずはある程度分別をして、適当には捨てにくい雰囲気を作りたいとのお話でした。
そこで
はじめはボランティアバスの参加者20人だけで活動していましたが、
いわき市災害救援ボランティアセンターからの活動紹介を受けたボランティアの皆さん、
神奈川県厚木市の日産自動車さんのボランティアの皆さんが合流、最終的に総勢112名での活動に。
しかも!冒頭お話してくださった区の役員さんたちも一緒に作業してくださいました。
しばらくは別々に活動していたそれぞれのグループでしたが、気が付けば渾然一体、みんなで協力しあって分別に取り組みます。
気温は24度、湿度は70%を超え、怪我防止のため長袖長ズボンのボランティアの皆さんには相当堪える環境でした。
こうして素晴らしいスピードで分別が進んでいきましたが、膨大な量のため、完了することはかなわず。
今後取り組んでくださるボランティアさんに後を託し、郡山駅に向け帰りました。
さて、今回のボランティアバス、
区の役員さんが一緒に活動してくださったり、お話をする場面もあったからか、参加したボランティアの皆さんから、
「暑かったけどこの方たちのふるさとの姿を取り戻すんだと思ってやったら元気がでた」
「自分ができることには限りがあるけど、できる中での精一杯を細く長く続けたい。また沼ノ内に来たい」
という感想を伺って、思わずジーン・・・。
区役員さんから、
「正直頑張ろうと思ってもどう頑張っていいかわからないくらい。でも一緒にやってくれる人たちがいるだけで、もう一度元気な沼ノ内にするぞ!と思える」
というお話をいただいて、またまたジーン・・・。
復興に向けての道程、まだまだ続きます。継続は力なり。ぜひみなさん今後もボランティアバスにご参加ください。
住む人も 旅してここに 来る人も 思いて励む 「ここぞふるさと」