社会福祉法人 福島県社会福祉協議会 避難者生活支援・相談センター

「土いじり」 ~楢葉町社会福祉協議会~

2017/12/13
 

楢葉町は、来年3月末の仮設住宅供与期間終了に伴い、リフォームが完了した自宅へ戻ったり、災害公営住宅・町営住宅等への入居も少しずつ進んでおり、約25%の町民が帰町しています。帰町している町民の年齢構成としては、中高年から高齢者が半数近くを占めており、その方々に合わせた事業を行政、社協等が実施しています。

生活支援相談員は、帰町された方々の実態把握や安否確認に加えて、各種事業やイベント等の案内も行っております。住み慣れた地域に戻って、避難前のように畑仕事や庭いじりができるようになった方々は、表情も明るくなり生き生きと生活している姿が見受けられます。いわき市内の仮設住宅も空室が増えてきたことから、生活支援相談員の活動の比重も楢葉町に移りつつありますが、まだ仮設住宅や借上げ住宅に残っている方も多くいることから、その方々に寄り添いながら自立に向けたお手伝いをさせていただこうと考えています。


生活支援相談員 小林久美子

参考:「話を聴き、不安な気持ちに寄り添う」
~生活支援相談員ハンドブックより~
http://pref-f-svc.orgarchives/handbookpage/hb_p10/hb_p15



畑仕事をしていると、日常が戻ってきたことの安堵感に包まれます

自慢のサボテンの手入れに笑顔がこぼれます

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