9月28日(金)、福島学院大学2年生約40名が富岡町社会福祉協議会を訪問し、東日本大震災による富岡町の被害状況や復興の現状と課題、富岡町民からの体験談を聴きました。
当日は、双葉郡内の東日本大震災関係施設を視察後に富岡町社協へ訪問となったもので、富岡町社協では宍倉秀和事務局長より、震災前の富岡町と震災・津波・原発事故による被害、現在までの社協の支援活動等についての説明がありました。
その後の意見交換会は、学生6～7名のグループに町民か社協職員が加わる形で行われ、参加した町民からは、帰りたくても帰れない気持ちを抱えて過ごした避難生活や町の将来に対する想いが語られていました。あるグループでは、『私は富岡町で農業を営んでいた。震災後、どうしても富岡町で営農再開したいと思っていたので妻は反対したが、田の土づくりから始めてコメ作りを町内で再開した。稲が育ち黄金色の田を見たときは本当に嬉しかった。』
この話に重く頷いていた大学生が印象的でした。
総括生活支援員 河嶋 耕
