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社協連携避難者支援センターいわき 地域の交流事業へ参加

双葉町社会福祉協議会では、今年度も1名の避難者地域支援コーディネーターを配置し、社協連携避難者支援センターいわきで週3回活動しています。住民の孤独防止やコミュニティづくりを目的とした「勿来酒井さつまいも交流事業・山田ふれあい農業体験事業」へ、今年度初めて参加しましたので紹介したいと思います。

 

①勿来酒井さつまいも交流事業
今年は猛暑日が続きましたが、勿来酒井自治会の皆さんや勿来酒井復興公営住宅の住民の皆さんがたくさん参加されました。5月18日にさつまいも苗の植え付けを行った後、6月から毎月1回畑に集まり、除草作業やつる返しを行い、10月19日にさつまいも収穫祭が開催されました。この事業は復興公営住宅で生活する方と地元の方が交流できることを目的に実施されており、皆さん農作業を通じ顔見知りになり、和やかに談笑する姿が見られました。幼児を連れた親御さんは、「幼児期から土に触れる体験をさせたい」と話しており、さつまいもの成長を楽しみに親子で苗植えをする姿も見られました。
10月19日の収穫祭では、前夜の雨で足元が悪い中、約120名の参加がありました。事前に用意されていた「ふかし芋」が振る舞われ、収穫が始まりました。さつまいもの大きさに歓声があがり、初顔合わせの方もいる中、声を掛け合い一緒に作業をする姿に交流事業の意味合いを感じました。

 

②山田ふれあい農業体験事業
5月26日のさつまいもの苗植えから10月27日の収穫祭まで計6回地域住民同士の交流が図られました。こちらも、幼児を連れた家族から高齢者まで幅広い世代の参加がありました。マルチシートの穴に苗植えをする作業では、高齢者が幼児に教える姿が見られ、子供たちが普段体験できないことを体験し知識を学ぶ多世代による交流が見られました。

 


 


 

 

地域の交流事業に参加し、地域を知り住民と関わることで社会資源の発掘・活用ができると思います。今後も、復興公営住宅住民の皆さんや地域の住民の皆さんが安心して生活できるコミュニティづくり、地域づくりを目的として、住民の皆さんや関係機関との関わりを継続し支援を続けていきます。

 

双葉町社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター兼生活支援相談員
高橋 芳枝

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