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『つながる・つなげる ~ 避難者地域支援コーディネーター活動』

南相馬市社会福祉協議会では、復興公営住宅5ヶ所を中心に、避難者地域支援コーディネーターとしての活動を行っています。

南相馬市内の復興公営住宅には、南相馬市民の他に浪江町・双葉町・大熊町・富岡町・飯舘村などの方が入居されており、避難元社協さんとの連携は必要不可欠なものとなっています。定期的に「南相馬市内における避難者地域支援コーディネーター等連絡会議」を開催し、活動報告や情報共有等、今後の支援や事業に向けた話し合いを行っています。

 

 

また、今年度で3年目となる「避難元・先社協 合同サロン」を8月・9月に団地毎担当社協を決めて実施しました。今年度は「絆一座がゆく~健康教室」を行い、参加された方は健康について楽しく学び、笑顔あふれるひと時を過ごされていました。

市町村の枠を越えて避難元・先社協が協力して活動する姿は、住民の方にとっても参加しやすく、多くの社協に見守られている安心感につながっていると思われます。今では巡回中に他町村の方から声をかけられたり、相談を受けたりするようにもなりました。今後も避難元社協さんと連携・協働し、住民に寄り添った活動をしていきたいと思います。

 


 

 

 

 

7月には、市内各地域「民生委員児童委員協議会 定例会」や、各復興公営住宅「管理人会・自治会合同役員会」に参加し、生活支援相談員や避難者地域支援コーディネーターの役割や活動内容について説明をしました。漠然と私たちの存在は認識されてはいましたが、定期的に会議に出席することで、顔の見える関係づくりが少しずつ定着しました。民生委員や団地役員から、課題を抱えている世帯についての情報提供や相談があり、課題解決に向けた支援へとつなげることが出来ました。


 

 

 

一昨年から継続している「復興公営住宅と隣接地区住民との交流会」は今年度も企画・準備中です。

まずは、復興公営住宅の隣接地区住民対象のお茶会を開催します。避難者の現状や社協および避難者地域支援コーディネーターの活動内容を説明し、アンケート等から地域の方の声を聞かせていただいた上で、復興公営住宅住民と隣接地区住民との交流会へとつなげて行く予定です。

避難された方が、地域の中で安心した生活を送ることが出来るためにも、地域とのコミュニティづくりはますます重要となってくると思われます。交流を通して、住民同士がお互いを知る機会となることを期待しています。


 

 

 

 

継続事業として、各災害公営住宅・復興公営住宅で定期的に行っている「みんなのラジオ体操」や、地域における毎月の「おだかサロン」「社協ゆいゆい広場」は、年間計画に沿って実施しています。また、今後の予定として「東日本大震災・原子力災害伝承館バスツアー」「クリスマス交流会」といった交流事業も順次実施していく予定です。


 

 

 

 

 

今後も避難者地域支援コーディネーターとして、コミュニティづくりや避難者と地域住民をつなぐかけ橋となることが出来るよう、避難元社協さんをはじめ、関係機関と連携を図りながら活動をしていきたいと思います。

 

南相馬市社会福祉協議会

避難者地域支援コーディネーター

千尋 淳子、山田 恵美、小野田 香和

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