大熊町社会福祉協議会では、本部(町内)、いわき連絡所に避難者地域支援コーディネーターを1名ずつ配置し活動しています。
今回は、本部における4月~6月までの活動をご紹介いたします。
生活支援相談員と連携し、町内居住者及び相双地区の住宅再建や復興公営住宅にお住まいの住民宅を訪問し、生活実態の把握及び生活課題などを行政や関係機関と連携し支援しています。
また、南相馬市社協や広野町社協を訪問し、復興公営住宅団地別の課題に対する支援策についても情報交換しています。個別に訪問したことで、現状の課題について共有を図り、アイディアも出し合うことができました。
南相馬市社協との連携では、復興公営住宅5団地を各社協(南相馬市社協、飯舘村社協、富岡町社協、浪江町社協、双葉町社協、大熊町社協)で担当を決め、合同サロンを開催します。今年度は入居者の高齢化が課題であるため、フレイル対策としての講話と体操、簡単料理教室の3つを組み合わせて健康サロンの開催を予定しています。
広野町社協との連携では、地域住民と復興公営住宅を繋ぐため、昨年度から実施されてきた「たまり場さんぽ道」をチラシで案内し、参加を呼びかけます。また、開放型サロンの開催に向けて支え合いマップを活用し、入居者情報を共有しました。
下北迫団地たまり場さんぽ道の様子
今年度の事業方針が復興公営住宅団地ごとの課題に対する支援策の創出と実施をテーマに掲げているので、各社協と連携を図り、実現できるように進めていきたいと思います。
大熊町社会福祉協議会
避難者地域支援コーディネーター 高梨 幸司