サイトアイコン 福島県避難者生活支援・相談センター

下北迫団地サロン「たまり場散歩道」地域とつながる!

避難者地域支援コーディネーターが配置され2年目となった広野町社会福祉協議会では、主な活動として復興公営住宅と他町村から広野町に移住されている方を対象に、安心して生活が送れるように月1回の見守り訪問活動を行っています。訪問活動により、住民の変化や問題があるケースは迅速に避難元社協に連絡し情報共有を行っています。また、広野町で行われている「広野町福祉定例会」や「民生委員定例会」にも参加して関係機関とも情報共有をしています。

復興公営住宅住民と町外から移住されてきた方や広野町民との交流を図るため、サロン【たまり場散歩道】を開催しています。昨年度はコロナ禍で開催が難しく年1回の開催となりましたが、広野町体育館でニュースポーツ交流会を行いゲームを通じて楽しく交流されていました。しかし、復興公営住宅住民の参加がなかったため、令和5年度は復興公営住宅の集会所での開催を検討しました。


令和5年度がスタートしましたが、復興公営住宅の自治会役員の選出が難航し、思うようにサロンの開催ができませんでした。5月に自治会役員が決まりNPO法人みんぷくさんと共催という形で進め、避難元社協にも協力して頂き、無事サロン【たまり場散歩道】の開催につなげる事ができました。1回目は8月25日に開催。ニュースポーツ(輪投げ)・脳トレを行い、2回目は10月28日に日赤セミナー(防災グッズ作りと講話)を行いました。12月はクリスマス会、1月はおはなしボランティアよる紙芝居、3月には花の寄せ植え教室を計画しています。今までは団地住民に声掛けを行っても参加者が少なく頭を悩ませていましたが、サロンの参加者からは“楽しかった”“また参加したい”という声も聞かれ、少ない人数でも交流を図る事ができ開催して良かったと思っています。これからも住民の方が望むサロンを企画し、一人でも多くの方が参加できるサロンを開催していきたいと思っています。


最後に、避難者地域支援コーディネーターとして配活動してきましたが、以前は復興公営住宅にどんな方が生活されているか、どんな問題を抱えているかわかりませんでした。しかし月1回の訪問活動から、避難先の社協(広野町社協)として下北迫復興公営住宅住民の方々との信頼関係ができてきている事を少しずつ感じています。復興公営住宅住民・広野町に移住されている方が住みやすい町・安心して生活できる地域づくりを目指して、社会資源を有効活用しながら支援を続けていきたいと思います。


 

広野町社会福祉協議会

避難者地域支援コーディネーター 根本さと子

モバイルバージョンを終了