いわき市には県内で一番多い17の復興公営住宅が立地しているということもあり、他市町村とは違い、避難先のいわき市、市内に事業所を配置する富岡・大熊・浪江・双葉町に楢葉町を加えた、6社協で『連合体』という形をとることになりました。
6月には、県社協主催でいわき市社協の13地区協議会の職員と顔合わせ会、情報交換会を行い、それぞれの業務や地域の情報を共有。その後、いわき市社協がまとめ役となり、毎月6社協で情報共有会議を行い、活動について話し合いを行ってきました。現在は、各復興住宅に2社協ずつ担当者を配置し、各自治会長に避難者地域支援コーディネーター活動の説明を行い、復興住宅の状況を把握しているところです。
11月には、北好間地区にある復興公営住宅集会所にて、6社協とみんぷく合同による初めての試み、「音だまくらぶコンサート」を開催しました。いわき市社協を中心に5社協やみんぷく、音だまくらぶ(医療従事者の音楽療法チーム)との打ち合わせを行い、当日は20名の参加がありました。コロナ禍で外出の機会や交流の機会が減っていた住民の皆さんにとって久しぶりの集いの場でした。皆さん音楽を楽しんでいただいたようで、「楽しかった」「次はいつやるの?」との声も聞かれ、やはり集いの場の確保、他者との交流は必要だと改めて感じることができました。
避難者地域支援コーディネーター 渡邉 ゆかり