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社協一体としてコミュニティソーシャルワークを捉えてもらうために

富岡町社会福祉協議会(以下:富岡町社協)は現在、富岡本部/郡山支所/いわき支所と3つの活動拠点があり、拠点同士で情報を共有し連携を図っていくこと、また、個別の見守り相談支援を行っている生活支援相談員と地域福祉の担当者が協働して地域支援を行っていくことなどが今後より一層重要となってきます。
そこで、今回富岡町社協では職員研修を東北福祉大学の森明人先生を講師に「地域共生社会の実現に向けた市町村社会福祉協議会の役割」をテーマに12月から2月まで毎月全3回実施しました。

森先生からは現在の社会福祉を取巻く課題、社会福祉協議会の機能など、基本的な共通事項から、富岡町社協の現状を踏まえたうえで、総合相談機能を中心とした地域づくりや富岡町社協としてのサービスシステムづくりなど、今後社協全体で取り組んでいけるようお話しいただきました。

受講後の生活支援相談員のみなさんからは「“地域づくり”の支援というと新たなコミュニティづくりをしなくてはいけないような気がしていたが、そうではないことが理解できた。日々の見守り相談支援も“地域づくり”に繋がっているのだと思った。」「富岡本部といわき支所・郡山支所と3拠点それぞれの実情を理解し、組織としてのバランスを図っていくことが大切なんだと思った。」など様々な感想が聞かれました。

今回の研修は、地域の中で様々な生活課題を抱えていながらも「助けて」の声をあげることができない、見守りが必要なのにつながっていなかったということがないよう、普段から住民の方とつながっている生活支援相談員の情報を活かし“地域福祉の人づくり”そして“地域づくりにつながる気付きのネットワーク”を構築していくことの大切さを学ぶ場となりました。

✿まだまだ、コロナ禍で大変な日々が続いています。春の訪れとともに少しずつ、私たちを取り巻く環境に明るい話題が増していきますように…

総括生活支援員 安齋 裕美子



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