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地図を使って防災対策を検討する「災害図上訓練」に参加しました

11月上旬、県中・県南・会津地区「復興公営住宅自治組織連絡会」(非営利活動法人みんぷく主催)において、「災害図上訓練」が実施されました。参加者は、各復興公営住宅の自治会役員、市町村社会福祉協議会の生活支援相談員、みんぷくのコミニュティ交流員でした。
この訓練は、講師(日本赤十字社福島県支部)の指示により模擬事例の地図に自宅、避難場所、道路、河川を書き込み、災害が起きた場合にどのような被害が起きるか想定しながら図上で行い、その後各グループで「その地域の特徴」「地域に起きる被害」「いのちと身を守る」をテーマに話し合い、その結果を発表するというものでした。
台風19号により県内が甚大な被害を受けたこともあり、自治会役員の方々の防災に対する意識が高まっているため、より真剣に臨んでいました。話し合いでは、災害に対応するための平時の備えとして、自分の身を守る為には「家族で話し合いをしておく」「防災グッズを用意しておく」「毎日服用している医薬品を確保、確認しておく」。地域での取り組みについては、「近隣、自治会で話し合いをしておく」「要介護者、一人暮らしの方がどこに住んでいるか情報を共有しておく」等たくさんの意見が出ておりました。
自治組織としてできること、やるべきこと、近隣同士で助け合えること等いろいろな場面での対応が話し合われ、自助・共助の意識が高まっており自主的な活動が進んでいると感じて参りました。
生活支援相談員が復興公営住宅入居者を訪問する上で、自治会役員の方々のご意見は個別支援、地域支援を進める上でとても参考になりありがたいものでした。これからもたくさんご意見、ご助言をいただきより良い支援ができるようにしていきたいと思っております

総括生活支援員 栗原 和幸



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