大玉村社協では、今年度も大玉村民と避難者の交流に力を入れて取り組んでおり、サロン活動においても村民との交流の機会を増やして計画を立てています。サロンに参加された方からは「大玉の人はいい人!」「大玉は住みやすい!」等の声が聞かれ、避難先社協としての取組みが功を奏した結果が出ています。
今回は、生活支援相談員の石川理恵さんへ、避難者と地域住民のつながりを作る際のポイントや今までの苦労話などをお聞きしました。
Q1:大玉村に避難されている方の現在の様子について教えて下さい。
石川さん
訪問時に、趣味のパークゴルフやグラウンドゴルフ、庭の花や畑の野菜のお話などを伺います。趣味をもっている方も多く、自分らしく活動している様子です。また、地域住民の方とも、自分達のペースで交流していると感じます。
Q2:震災後大玉村に避難した当時は、訪問時どのような声が聞かれていましたか。
石川さん
知り合いがいるようだが、どこにいるのか分からない。集まれる場所がないなど、様々な不安の声が多くあったと聞いています。
Q3:避難者と大玉村民の交流状況について教えて下さい。
石川さん
お互い何となく顔を見た時がある。近所に住んでいるけれど、声をかけたことがなかった、という方々は、被災者支援サロンの交流会がきっかけで、話すようになった方もいるようです。
また、最近では私たちが知らないところで、交流が進んでいることも多く、村内にある大型スーパー店の、65歳以上ならだれでも利用することができる談話スペースでは、お互い時間を合わせて集まるのが楽しみで、憩いの場となっていたり、地域の各行事やサークル等の加入もみられます。
また、最近では私たちが知らないところで、交流が進んでいることも多く、村内にある大型スーパー店の、65歳以上ならだれでも利用することができる談話スペースでは、お互い時間を合わせて集まるのが楽しみで、憩いの場となっていたり、地域の各行事やサークル等の加入もみられます。
Q4:生活支援相談員が考える村民と避難者の交流の際のポイントはありますか?
石川さん
交流の際は、何もしないことがポイントです。
本当に何もしないということではなく、交流のきっかけづくりの環境の提供はしますが、不自然に引き合わせることはしません。
例えば、サロン活動の際には村民と避難者を分けるような名札などは付けずに、自然と交流が生まれるようにしたり、相談員が必要以上に間に入って場を取り持つようなことなしません。
本当に何もしないということではなく、交流のきっかけづくりの環境の提供はしますが、不自然に引き合わせることはしません。
例えば、サロン活動の際には村民と避難者を分けるような名札などは付けずに、自然と交流が生まれるようにしたり、相談員が必要以上に間に入って場を取り持つようなことなしません。
Q5:今後取り組みたい事はありますか。
石川さん
月1回の社協サロンでは地域の方との交流会を増やし交流のきっかけを多く作っていきたいと思います。さらに、被災者の方には自分の住んでいる地区のふれあいサロンへも足を運べるように、情報提供等を実施したいです。
また、復興公営住宅集会所にて実施しているサロンを、社協主体から地域のふれあいサロンとして、住民主体で実施できるように働きかけていこうと思います。
また、復興公営住宅集会所にて実施しているサロンを、社協主体から地域のふれあいサロンとして、住民主体で実施できるように働きかけていこうと思います。