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専門アドバイザー派遣事業を活用して~飯舘村社会福祉協議会~

生活支援相談員の活動では訪問記録を残すことがとても大事です。しっかりとした記録を残さなくては、対象者の状態を把握することが難しくなり、その人の持つ課題を見過ごしてしまいかねません。記録をとることの重要性を学び、困難な課題を解決することに向け、飯舘村社協では専門アドバイザー派遣事業を活用し、「記録のとり方」の研修を受けました。

研修の感想について飯舘村社協に聞きました。


Q. 「記録のとり方」の研修を受けた感想を教えて下さい。

A.「事実に基づいて要点を整理して書くことや時系列、内容別に箇条書きに記録することなど、読み手にとって分かりやすい記録のとり方を学ぶことができました。また、要点を押さえて記録することは、報告のためだけではなく、見守り相談活動の継続した支援にもつながるという意味で重要であることも学ぶことができました。」


Q. 研修を受ける前と受けた後で、相談員の「記録のとり方」について変わった部分はありますか。

A.「感覚的な言葉を用いず、訪問結果を、事実に基づき簡潔に書けるようになってきたと思います。要点を明確にした記録をとることで、その記録から訪問前に対象者の状態を整理することができています。積み重なった記録が見守り相談に生かされ、新たな課題の発見にもつなげることができると思います。」


Q. 今回の研修をどのように活用していきたいですか。

A.「今回の研修を受けたことで、記録の重要性や意義について改めて認識することができました。今後は、訪問活動の記録を基に課題を整理し、ケース検討を行う機会も増やしたいと思っています。専門アドバイザー派遣事業を活用し、ケース検討の進め方を専門家の方から聞いてみたいと考えています。」

避難生活の長期化に伴い、生活支援相談員が直面する課題も多様化・複雑化しています。専門アドバイザー派遣事業を活用し、より効果的な支援につなげられるよう今後も様々な取り組みを紹介したいと思います。


総括生活支援員 阿部 和将


「記録のとり方」では、目標の書き方も確認しました。
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