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三春町社会福祉協議会「ボランティアに参加して元気に暮らす避難されている方」

関係機関との連携を進めます

三春町社協では生活支援相談員1名で、約40世帯90人の避難者の訪問見守り活動を行っています。その多くは三春町内に自宅を再建された方と復興公営住宅に住む方々です。

今回は、三春町で暮らす避難されている方がボランティアに参加して元気に暮らしている様子について三春町社協の生活支援相談員の佐藤千春さんにお話しをお伺いしました。


Q1:避難されている方が地元のボランティアに参加しているとのお話を聞いたのですが、どんな経緯で参加するようになったのですか。


佐藤さん
ご自分から自主的に参加してくださった方、地元の方のお誘いを受けて参加したという方など色々なケースがあるようです。
現在介護ボランティアへ参加いただいているある女性の場合ですが、福祉会館へボランティア希望でご来館いただいた時に、偶然その日来ていた地元ボランティアさんへご紹介したところ、その場で「一緒にやりましょう!」「はい、やります」と即決でその日から参加いただいたということがありました。



Q2:受け入れたボランティアの方の最初の反応と、その後の対応はどの様に変わりましたか。


佐藤さん
地元町民とか避難されている方とか気にすることも無く、最初から一ボランティアさんへ対するものと変わらない反応でした。その後の対応も特に変わりありませんでした。



Q3:ボランティアに参加してから、参加された方の様子はどのように変化しましたか。


佐藤さん
ボランティア団体の仲間の方たちと連絡先を交換し、ボランティアに来る日以外にも一緒にご飯を食べにも行ったりして、積極的に地元の方と交流するようになりました。



Q4:参加された方はボランティアに参加した感想をどのように述べていましたか。


佐藤さん
「他に今はやっていることもないので、やれることがあってうれしい。気分転換にもなった」と嬉しそうに話されていました。



Q5:三春町社協として、避難されている方がボランティアをはじめとした地域の活動へ参加するため、どのような働きかけをしていますか。


佐藤さん
社協として働きかける必要もなく、避難されている方が自主的に地元に溶け込もうとしております。例えば、老人クラブ連合会事業の作品展に出展したり、グランドゴルフ大会に参加したりと、積極的に交流をはかっております。
戸別訪問をしている世帯には、訪問の際に参加可能な活動をご案内することもあります。



Q6:自主的な参加を促すコツや秘訣はありますか。


佐藤さん
社協から案内するということよりも、地元町民の皆様が主体的に避難されている方をお誘いしている状況がほとんどです。社協としては相談があれば関係する機関に確認し、早急に連絡しております。ボランティアなどでこちらから参加をお願いする際に心掛けていることは、特技がある方、やりたいことがある方を探して参加をお願いするという意識でお願いしています。



Q7:これからの三春町での避難者支援の抱負などをお聞かせください。


佐藤さん
どこから避難されているかに関わらず、三春町に住む住民として快適に生活できるよう支援していきたいと思います。また、様々な事業に参加・交流できるように、各関係機関と連携を取りながらご案内していきたいです。








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