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「避難者と地域住民をつなぐ取組み」 “いろんな声を聴きわかったこと” ~大玉村社会福祉協議会~

震災当初、地域住民の声を聴くと、避難者についての間違った情報が多く、避難者にとってマイナスとなる情報も少なくありませんでした。避難者支援というと避難者ばかりに目が行きますが、受け入れる側となった地域住民にも目を向けたところ、環境が変わり様々な戸惑いや不安を抱えていたのは被災者だけではなく、受け入れる地域住民も一緒だったことがわかりました。

その後は被災者支援の訪問活動や集団支援をすると共に地域住民が抱える課題も解消できるように、相談員が正しい情報発信をし、地域住民の声を聴く機会を持ち、今年度は村の民生委員さんと同行訪問して被災者世帯との顔つなぎを実施しました。

民生委員さんからの声には「住んでいるのはわかっていたがどう声掛けをしてよいかわからなかった。きっかけができてよかった」との声がありました。

現在は内容によって被災者支援サロンに地域住民の参加を呼びかけ分け隔てなく楽しい時間を過ごしています。自発的な交流まではまだまだですが、今後も双方の声を聴き、震災後村内に移住してきた方が地域に根付き、地域住民との支え合いの体制が構築できるよう支援にあたります。


大玉村社会福祉協議会 生活支援相談員 酒井暢子

参考:「人をつなぎ、地域をつなぐコーディネーション事例」
~生活支援相談員ハンドブックより~
http://pref-f-svc.orgarchives/handbookpage/hb_p10/hb_p16



29年4月 地域住民も交えた花見会

29年6月 村内子育てカフェ利用者と一緒にひょうたんランプ作り

村内にできた大堀相馬焼窯元を招いての陶芸教室29年9月
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