今回の研修は、3人の講師の先生を招き、生活支援相談員の基礎について学びました。初めて研修に参加する方もいて、最初は緊張している様子でしたが、講義を受けていくなかで打ち解けていきました。3人の先生には、生活支援相談員の役割と仕事だけではなく、組織内のチームワークや地域支援の必要性についても講義いただきました。
先生の講義ではロールプレイも行いました。住民役と相談員役に分かれ、他の生活支援相談員の聞き取り方や考え方を取り入れることができました。
今回の研修を通して、普段は一緒に訪問することはない他社協の相談員と、同じ目的、高い意識を共有することができました。また、研修を受けた仲間として、辛くなったときや迷ってしまったときに、いつでも相談できる関係がつくられました。
今回の基礎研修は、仕事をする目的を共有すると同時に、安心して悩みを相談できる仲間をつくることもできるものとなりました。
避難されている方の気持ちに寄り添って支援している生活支援相談員も孤独や不安を感じやすいものです。ただ、そういった孤独や不安を感じることができる人こそ生活支援相談員として働く適性があるとも言えます。
生活支援相談員になったばかりの不安を解消し、自信につなげられるような研修を開けるよう今後も相談員の方々の声を聞いていきたいと思います。
(総括生活支援員 阿部和将)