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サロン活動「小法師サロン」に同行して~会津若松市社会福祉協議会~

6月22日、会津若松市社会福祉協議会が主催するサロン活動「小法師サロン」に、同行させていただきました。

今回のサロン活動には、「会津の地場産業を知る」をテーマに、会津地区に避難されている5市町の住民29名、関係機関団体、避難元社協の生活支援相談員など総勢44名が参加しました。

会津若松市社協では、「震災後6年が経過し避難者同士の交流の機会が減少しているため、ふれあいの場を提供しストレス解消していただきたい。会津地域の理解を深めて、今後の地域住民との交流のきっかけづくりになれば…」との思いで、地場産業を見学体験するバスツアーを企画したそうです。

今回のサロン活動に参加された避難者の方々は、観音拝観で各々の思いを心願し、会津乳業では5種類の試飲を楽しみました。

酒蔵見学では会津の歴史と文化に触れ、漆器店で絵付けを体験し、個人のセンスをフルに発揮させ、オリジナルの桐の粉人形を完成させました。「たくさんの人と食べると、美味しくて食べ過ぎてしまった。」「細かい作業は面倒で嫌いだけど、みんなで一緒にやると絵付けも面白いな!」など、日常から少し離れて心から楽しんでいる参加者の方々の姿は、一人一人、生き生きとした表情でとても印象的でした。

1日同行し、会津若松市社協の生活支援相談員が地域や関係機関・団体の方々と上手に連携を図りながら、サロン運営に取り組んでいると感じました。

今後も、慣れない暮らしで孤立や孤独に陥りがちな避難者の方々が自立に向けての意欲を高め、地域住民との交流の場となれるよう「小法師サロン」のサロン活動を続けて欲しいと思います。


総括生活支援員 安齋裕美子


写真① / 朝の受付の様子

写真② / 立木観音拝観

写真③ / 地元企業を見学「新鮮さ!抜群でした!」

写真④ / 絵付け体験

写真⑤ / みなさんの力作

写真⑥ / 酒蔵見学



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