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Vol.19 氏家文菜(桜の聖母学院高等学校 3年)

こんにちは

私は、桜の聖母高校に在学している高校3年生です。
私は高校2年生の時にロータリーの青少年交換留学で
ドイツに約8カ月留学していました。
今回この記事を書かせていただくことにとても感謝しています。

東日本大震災が起きたのは、私が中学2年生の時でした。
原発のことも正直よく分からないような年頃でした。

そして高校に進学し、高校1年生の時にドイツへの留学が決まり
高校2年生の夏に旅立ちました。

その中で私が知ったのは世界から見る福島でした。
他の国の留学生やドイツの学生のほとんどは福島、原発の事故を知っていました。
その中で私が驚いたのは、一人のドイツの学生が私が福島出身だと伝えた後に言った一言でした。

「もし、あの事故の前に原子力について日本より知識のあった私たち西洋人が、
事前に福島の原発が地震後に危なかったことを伝えていれば爆発までしなかっただろう、

福島は汚いとか言う人もいるが、私は逆に申し訳ないと思ってる、
もっと私たちが何か日本のためにできたはずだった」

私は衝撃を受けた、この言葉を
ちゃんと理解したくて紙にもう一度書いてもらって
辞書で訳しながら理解して、その後お礼を言いました。

福島県民代表として。

私が気づいたことは、福島にいる私たちよりも世界の方が
福島の今の状況をきちんと理解し、福島を嫌うのではなく復興してほしいと思ってる人がたくさんいたことです。
だからこそ私たちは、これからも福島で、生きていくことにもっと誇りを持っていかないといけないと感じました。

最近は、世界情勢のニュースが後をたちませんが、
世界の人たちで支え合って生きていこうと考えてる人がたくさんいます。

世界平和なんて綺麗事かもしれませんが、
私は将来福島県民代表として福島の今を世界に伝えていく人材になりたいと考えています。

大好きな福島が世界にもっと
美しく輝いていきますように。




【プロフィール】
氏家文菜(うじいえ あやな)
桜の聖母学院高等学校 3年
福島市在住







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