こんにちは。福島に来て初めての冬になり、これまでとは比べ物にならない寒さに圧倒されつつ、日々を過ごしております。
私は、2014(平成26)年3月に転職し、兵庫県から福島県に引っ越してきました。
現在は、福島の次代を担う人材の育成を行う、NPO法人コースターというところに所属しています。引っ越す前の私は、福島県についての知識がほとんどなく、多少の不安がありました。しかし、コースターの事務所のあるコミュニティBOX「ぴーなっつ」には、元から多くの若者が出入りしており、そのおかげで、遠方からきた私にもすぐに友達ができたので、不安もすぐになくなりました。
私の仕事内容は主に事務関係で、活動現場へいく機会は少ないのですが、2014(平成26)年4月に避難指示区域が解除された田村市都路地区や、郡山市内にある仮設住宅へ行くことがあります。そこには、震災の影響から自分が住んでいる地域を復興させるために活動する人、仮設住宅から地元へ戻るか戻らないかで迷う人、県外からこれらの人を支援するために来た人など、多くの人がいます。一人ひとりが何かしらの想いを持ち、生活しています。
みなさんは、自分の地元がなくなったらどうしますか?
私は自分の生まれた地域が大好きです。年に何度か帰省しますが、地元がなくなるというのは想像しただけでも怖いです。地震や原発だけに依らず、いつ何によってそうなるかはわかりません。ただ、もしそうなったとき、自分にどうすることもできないというのは、辛いんじゃないかと思います。福島に来て、間接的にでも想いを持った人の力になれて、嬉しく思っています。
福島に興味のある方は、是非一度足を運ばれることをお勧めします。
いつかお会いできる日が来ることを楽しみにしております。
プロフィール
氏名:波多江 直紀
所属:NPO法人コースター 事務局
出身:福岡県糸島市
趣味:餅つき
NPO法人コースター http://costar-npo.org/