震災から1年が経過し、本紙「福島県災害ボランティアセンター通信 はあとふる・ふくしま別冊」も今号(第24号 2012年3月19日発行)で最終号の運びとなりました。
発行からの1年を振り返ると、ボランティア活動の内容も避難所支援や瓦礫撤去、泥出しといった災害支援から仮設住宅等におけるサロン活動や炊き出し、集会所での各種催し物といった生活支援へと移ってきました。
これらの活動内容や活動する人の紹介記事や本県ゆかりの方々の福島へのメッセージをお読みいただくことで、皆様の心の支えや励みとなることを願って発行してまいりました。
福島県では今年の3月11日までの1年間で延べ147,000人を超える方々が、県内の災害ボランティアセンターを通して活動いただき、今も尚、様々な形で支援をいただいております。
市町村の災害ボランティアセンターも4月以降、名称変更等を予定しているところもありますが、引き続き被災者支援に取り組んでまいります。
今後、福島県が復興に向かい立ち上がっていくためには住民や地域自らの力とともに様々なボランティアや支援者の方々の力は欠かせません。
今後も長きにわたる復興への道のりに、ともに寄り添い、ともに助け合い、ともに励まし合いながら歩んでいければと思います。
本紙の発行は終了となりますが、これまで取材にご協力いただいた皆様、広報にご尽力いただいた皆様、ご愛読いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2012年3月
福島県災害ボランティアセンター
編集協力:
NPO法人うつくしまブランチ(※1)
NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会(※2)
※1:芸術、教育、企画、編集、広告、建築などに関わる人材、地域住民がより良い“ふくしま”を創造し、提案、実践してゆくことを目的に生まれた。2004年からエンターテイメントあふれる様々なまちづくりイベントなどを展開している。
※2:市民の社会参加意識を高め、積極的に行動することを支えるボランティアコーディネーターを支援する全国組織。